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メンテナンスについて

ファインスチールの最良の状態を長く保つために。

基材鋼板が健全なうちに適切なメンテナンス(塗り替え)を施すことにより、長持ちさせることができるのです。定期的に適切なメンテナンス(塗り替え)を繰り返せば、基材鋼板そのものが劣化することがありません。

塗膜の経時劣化について

ファインスチールは、屋根・外壁などに施工されて年月を経るに従い、太陽光線、雨露、気温、大気中に含まれる亜硫酸ガスなどにより下図の過程をたどって塗膜の劣化が進みます。
ガーゼでチョーク(白墨)をこすると粉状のものが付着しますが、劣化の過程でこのような状態に塗膜表面が変化することをチョーキング(白亜化)と呼んでいます。

塗り替え時期について

ファインスチールは適正な時期に手入れを行い、若返りの処置を施せば、寿命は飛躍的に伸び、軽くて強く、美麗で経済的な外装建材としてご使用頂けます。
塗り替えは、「色調変化」「チョーキング(白亜化)」が起こり「ふくれ」が発生する前までに行えば理想的です。
塗膜の劣化は使用地域、建物の環境、使用されているファインスチールの種類などによって異なりますので、一般環境では初回は5年後、以降3年おき、厳しい環境では初回3年後、以降2年おきをお勧めします。但し、実運用においては、”初回の点検までの、ないし、次回以降の点検までの期間を短くする”等が必要な場合もございます。
塗り替えに当たっては、雨、雪、霜、結露で濡れたり凍ったりしますと塗装仕上がりが悪く、塗料の性能を十分に発揮できませんので、気象条件を考慮して下さい。

ファインスチールの壁の清掃について

大気中に含まれる汚染物質は金属サイディングを腐食させる原因の一つです。表面を水洗いしてください

大気中には金属サイディング基材の腐食原因となる汚染物質が含まれています。自動車や工場より排出される排ガスや海岸地域での海塩粒子など様々な要因があります。最近では環境問題にもなっている酸性雨があります。
酸性度が強い雨水が壁面に接触し、湿潤を繰り返すことにより、酸性成分が濃縮され、表面塗膜の耐久性低下及び基材腐食の発生に至る場合があります。その防止のため定期的な清掃を実施してください。
出所:日本金属サイディング工業会「金属サイディングをいつまでも美しく保つために」
出典:日本金属サイディング工業会「金属サイディングをいつまでも美しく保つために」

金属サイディングの水洗いの方法

金属サイディングについた汚れや埃を洗い落としてください。その際、柔らかい布やスポンジで軽くこすって、洗い流してください。また水洗いで落ちない汚れ等は中性洗剤を1~2%に希釈して洗浄してください。
十分に水洗いをし、乾いた布で水分を拭き取ってください

【 注意事項 】

  1. アルコール、シンナー等の有機溶剤は使用しないでください。
  2. 中性洗剤以外の酸性またはアルカリ性洗剤、クレンザー等の研磨剤入り洗剤は使用しないでください。
  3. 金属たわし、ワイヤーブラシ等の硬い材質のブラシは使用しないでください。
  4. 高圧洗浄機は使用しないでください。
  5. 過度に強くこすりすぎないでください。
  6. 金属サイディングの表面にハシゴや脚立を直接立てかけないでください
出典:日本金属サイディング工業会「金属サイディングをいつまでも美しく保つために」

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